Field angle of 135 mm - Tetrad Chord
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Field angle of 135 mm

カメラマンによって様々な撮影手法があります。

各々の得意・不得意や、いわゆるその人「らしさ」が出る焦点距離や画角というのが必ずあると思います。

モデルに寄ってコミュニケーションを取りながらする撮影を重視する方もおりますし、背景の整理のためにモデルから離れて望遠レンズの圧縮効果を利用したり、広角レンズのパースペクティブであえて歪みを積極的に好んで撮影される方もおります。

標準レンズと呼ばれる焦点距離「50mm」。人間の目で見た大きさとほぼ同じになるので、より自然な描写になるという一般論もありますし、標準ゆえに作品に個性を出しにくいという側面もよく語られます。




また、こちらの「ポートレートに最適なレンズが「中望遠」に落ち着いてしまう理由」という記事で詳しく紹介されておりますが、同じ画角で撮影した場合、広角になればなるほど遠近感が強調されて立体的に、望遠になればなるほど圧縮効果で遠近感が喪失されて平面的になります。

同記事の結論として述べられておりますが、このバランスで最も自然なのは「135mm」とのこと。一般的に中望遠レンズと呼ばれる焦点距離になります。

表現手法としてさまざまな手法がありますが、ここで言いたいのは何が「自然」「らしさ」であるかなのです。目で見た大きさとしての自然さであれば50mmでしょうし、立体として自然に見えるのは135mmでしょう。

この焦点距離。
被写界深度の深さ、浅さ(いわゆるボケ)の具合や圧縮効果について、被写体と背景の関係ばかりに意識が向いている方が多いのではないでしょうか。実のところ、私自身がそうでした。実は被写体そのものの写り方も変わるのにも関わらず…です。

つまり、何を伝えたいのかというところに帰結する話なのですが、わかりやすい表現というのは、1カットごとのコンセプトを明確にした上で、基準を自分自身どこに据えているのか、そしてどう使うのかということだと思うのです。

「近いから広角、遠いから望遠」ということではありません。

ズームレンズを中心に使っているとなかなか気づきにくい部分だと思いますが、単焦点の使い分けをしてみて初めて自分が撮りたい画が体感としてわかり、身につくのではないかと。
そのための自分の基準になるレンズが何なのか知ることも大事なのではないかと思います。

基準をしっかり持ちつつ、大胆に、そして繊細に活用してみたいところですね。

基準は人それぞれですので、何が正しいということではありませんが、私自身の最近のお気に入りは、フルサイズ換算での50mm(46度)と135mm(18度)の中間、85mm(28度30分)の画角、そして背景の圧縮具合が取り扱いしやすく、それを基準にしております。
一般的にポートレートではバストショットなどに使われることが多いので、全身撮りでは少し狭く感じるかもしれませんが、私は85mmで好んで全身撮りをします。
そして画角が狭いほどライティング機材を隠せて配置もしやすいメリットもありますので、尚更です。135mmの話で身も蓋もないのですが(苦笑)

現状、それが私のスタイルでの「らしさ」かなと。




ちなみに、現在メインで使用しているのは、EF 85mm F1.8 USMという1992年発売の古い設計のレンズ。20年以上モデルチェンジすることなく現行でも販売されているので、きっと銘玉なのでしょう。
歴史あるレンズなだけに、中古品で安いものがゴロゴロしております。
私もかなりの格安でゲットしましたが、AFも速く正確で非常にいいお仕事をしてくれます。
最近のデジタル用のコーティングが施された解像感の高いカリッカリな描写のレンズとは趣きも違い、柔らかく暖かい味のある描写をしますね。

まず、135mm相当、画角18度を体感しようと、APS-C機でこのレンズを使っていたのがきっかけ。85mm×1.6≒135mmです。
135mmでのメリットは充分に体感したのですが、構図調整がかなりシビア。
モデルの全身を撮るには7~8m離れなくてはなりません。
ちょっとこれで撮り続けるのは辛いかなといったところだったのです。

現在は85mmそのままで使うようになり、そこそこ自由に取り回しができるようになりました。

以下、作例です。

私はまずこの85mmを使い倒してみようと思っております。




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